年頭のご挨拶
令和4年の新年を迎え、謹んで新春のお慶びを申し上げます。年頭に当たり、本年が日本と世界の人々の安寧と歓びに満ちた年となりますことを切に願っております。
当社は「人々と地球の健康と繁栄に貢献する」という理念を掲げ、平成9年(1997年)2月に設立し、本年26期目に入りました。お陰様で年々、事業内容を拡張しつつ企業活動の年輪を重ねさせて頂いておりますこと、皆様に深く感謝御礼申し上げます。
昨年度もコロナ禍で大変な状況であったにも関わらず、d-ROMs・BAP テストを使った研究が進められ、日本の医療機関、研究施設から多くの論文が発表されました。ユーザーの皆様に心より御礼申し上げます。また、喫緊の課題である感染症予防対策の一環として、韓国では酸化ストレスマーカーを活用する施設が増加し、昨年度は d-ROMs・BAP の検査数が前年比 25% 以上増加しました。
当社設立20周年記念事業として2014年からスタートしました衛生検査所(受託検査機関)の「REDOX(酸化還元)分析センター」については、お陰様で健康診断や人間ドック施設からの委託検体数が昨年は大幅に増加しました。これらの検査データの解析から、健康長寿増進に向けた新しい取り組みが、医療機関から今後展開されることと思います。また、2017年より開始した「リピドミクス脂肪酸テスト」は、昨年より分析センター内で行えるようになり、サンプル受領から結果報告までの時間を大幅に短縮できました。昨年の緊急事態宣言明けから、受託検査数は急激に増えています。
酸化ストレスマーカーとリピドミクス脂肪酸テストの両方を同時に検査することで、酸化ストレスの問題が食事由来なのか、それともその他の要因なのかが考察できるようになると考えています。また、感染症対策の面からも、オメガ6系脂肪酸とオメガ 3 系脂肪酸のバランスを整え、酸化ストレスを軽減して行くことは大変重要でしょう。
本年も酸化ストレスマーカーの普及と、そのソリューションの提供に社員一同、当社の社名に由来する Wisdom 智慧、Mercy 情熱、Will 意志力を発揮し、全力で邁進する所存です。本年もご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い致します。
皆様のご健康ご多幸、そして益々のご活躍・ご発展を心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。